クロダイ

ロードバイクの事とか

赤ペン

同じ言語で同じ文法を使って文章を書いているはずなのに、なんでここまで修正が発生するのか。丹精がこもっているかは分からないが、それなりに調べて、分からないなりに調べているつもり。つもりなのがそもそもダメなんだろうな。もう30超えてこんな感じだと、自分って根本的にダメなんだろうな。なら得意なことはなんだ?愛想笑いか?

 

なんて事をぼんやり考えながら、上司が修正を書き込む赤ペンの先を、ぼんやり見つめる。多分ここ数ヶ月であの赤ペンを1番使わせてるのは自分だ。申し訳ない。フリクションペンなのに特に消される事が無さそうだ。フリクションペンにも申し訳ない。

 

それにしても、何を書いていっても尽く修正される。そしてその修正が的を射てる。そうそうそういう事が言いたかったんだよ、分かってるね!口に出したら肩パン確定のフレーズがいつも頭をよぎる。

 

おかげさまで、すっかり書き仕事は嫌いになってしまった。遅いなあ、と思われながらせっせと書いて、真っ赤にされて返される。はいゴメンなさいお帰り真っ赤な文章。修正方法を明確にしてくれるので、支持された通りに直せばOKなのだが、これがまた申し訳ないし、なんなら自分が一旦書く必要性すら感じず、俺の存在や作業は何?必要???というそもそも論にまで達する。

 

ある時、その毎回の一連の流れが流石に精神的にキツく、同じく出向している方に相談してみると「そんなもんですよ」のあっさり回答。

 

そんなもんなのか。そう思ってしばらく来てたが、今日もなかなかの修正を受けた。やっぱりダメだな俺は。でも最近は、ここ直されそうだなーと言うのがなんとなく分かってきた。

だから何?なら1発OKの作品もってこいよ、そう言われそうなので、このささやかな成長は胸にしまっておこう。

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